日日のきれはし。

読書メモ 2006.6〜9月。

☆6月
『太陽の塔』森見登美彦(新潮文庫)
岡本太郎氏の「太陽の塔」はこの本によって「宇宙遺産」に指定されました。ぱちぱち。失恋した自意識過剰京大生の妄想が爆走しまくり。クリスマスイブの京都でなぜか「ええじゃないか」の嵐。いちいち爆笑。第15回日本ファンタジーノベル大賞受賞。

☆7月はダンスを作ってたので1冊も本を読めず。

☆8月
『アンネ・フランクの記憶』小川洋子(角川文庫)
以前図書館で借りて読んだことがあったが、文庫で出てたのを買って再読。アムステルダムからフランクフルト、アウシュヴィッツまでアンネ・フランクゆかりの場所を巡る旅。そこにかつていたひと、もうそこにはいないひとをたずねる旅。

『日々ごはん』<2巻><3巻> 高山なおみ(アノニマスタジオ)
やたらよく寝ているという印象ばかりが残っている。寝ても寝てもいくらでも寝れてしまうというのはすごくよくわかる。

☆9月
『ぶらんこ乗り』いしいしんじ(新潮文庫)
初読。どんなに遠くへ遠くへ行ってしまってもぶらんこはまた戻ってくる。今ここにいないひとのことをそんなふうに思うこともできると、この本を読んで思った。


『グロテスク』上・下  桐野夏生(文春文庫)
出た当初、話題になった頃は読む気しなかったけど、文庫になったので読んでみました(結構こういうきっかけで読むことは多いです。最近は文庫になるのも早いというのもあるけれど)。んー、著者の自己満足を見せつけられただけという感が強かったなー。こういう現実を模したタイプの小説にもうあんまり興味がないだけの話なのかもしれないが。サバイバルと自己破壊。相反するものが内包されている。

『31歳ガン漂流』  奥山貴宏(ポプラ社)
友だちのブログで見て気になってたので読んでみました。ガンになっても著者はライターであり続ける。というより、ガン闘病も日常のうち、というスタンスで書かれている。
読みながら、ガンに罹り一切の化学療法を拒んだまま亡くなった、昔の知人のことを思い出しました。

『光車よ、まわれ!』 天沢退二郎(ブッキング)
日本のファンタジーの名著と言われるものを今頃読んでみました。雨上がりの水たまりに映る空を見ていると確かにまなざしの気配を感じて引き込まれそうになります。雨や川、水路、洪水など水が主要なモチーフになっていて、わたしにとってはなかなかツボでした。ありがちなハッピーエンドとか大団円とかいうのでなく、欠損したまま終わるという終わり方がなんかすごかった。

『ゲド戦記』<影との戦い><こわれた腕環> アーシュラ・K・ル・グイン(岩波書店)
世界のファンタジーの名著と言われるものを今頃読んでみました。さすが王道を行ってます。村上春樹ってこの構造を踏襲しているのでは?と思ってしまった。

『整体入門』野口晴哉(ちくま文庫)
前半はともかく、後半は拾い読み状態。ま、そのうちまた読むでしょう。
風邪は病気ではなく、それによって体の歪みを正そうとしている、という記述に「おお!」と感銘。
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by kuukazoo | 2006-10-10 01:03 | ときどきの本。

猫よけのペットボトルの輪郭でたたずむ水に映るいちにち あるいは岩崎一恵のダンスって何?な今日この頃。写真:松本和幸
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