日日のきれはし。

かばんの中にあった本は。

今朝、通勤電車の中で、図書館で借りてしばらくかばんの中にいれっぱなしだった本をやっと取り出して読み始めてみた。

35歳くらいの女性が夜の公園を歩いている。
マウンテンバイクに乗った青年が彼女を追い越していく。
後日スーパーでその青年と偶然に出会い、
そのまま手をつないで彼の部屋に行きセックスをする。
ちなみに彼女には夫がいるが、あんまりコミュニケーションがとれていない感じ。
また彼女には女友だちがいて、夫はその女友だちとつきあっている。
さらにその女友だちはマウンテンバイクの青年の兄ともつきあっている。

・・・という、どろどろ〜な人間関係がさらさら〜と展開されていくのであった。
目が点になり、途中でもう読むのを止めようかと思ったが、他に読むものもなく仕方なく読み進め、帰りの電車で読了。
読みながら、登場人物たちがどうなるというのはどうでもよく、
(みんな勝手やなあ〜、まあどうでも好きにせえや〜 てな感じ)
ただ、
「毎年紅梅が先に咲いて白梅がそれより遅れて咲く」とか、
「きれいな水がぱんぱんにつまっている革袋であるように」とか、
「さやえんどうが湯の中でまみどりの色を濃くしていく」とか、
そういう文章の、言葉のなかにたちのぼる感覚がすばらしい、と思うのであった。

ちなみに本は川上弘美の『夜の公園』(中央公論新社)。
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by kuukazoo | 2007-07-04 19:37 | ときどきの本。

猫よけのペットボトルの輪郭でたたずむ水に映るいちにち あるいは岩崎一恵のダンスって何?な今日この頃。写真:松本和幸
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