日日のきれはし。

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精進精進。

木曜日

仕事の後、2時間場所を借りて自分の稽古をする。すっかり硬い。そして痛い。ちゃんと体に向き合う時間も大切にしたいものです。今までが大雑把過ぎたのだ。小さいことからコツコツと。

日曜に仕込んだ塩豚を焼いて、水菜と玉葱ともやしの上にのっけて、肉を焼いた後のフライパンに酒・醤油・黒酢を入れて煮立てて作ったソース?をかけて食べた。あと葱と椎茸と豆腐と若布のお味噌汁と胡瓜のぬか漬け。
や、初めて作ったけど塩豚は美味しかったです。高山なおみさんの料理の本にのってたやつ。すごいね。塊肉に塩をすりこんでラップして冷蔵庫に5日放置しておいただけなのに。

金曜日

アマゾンに注文してた『暁星記』(菅原雅雪・講談社モーニングKC)5巻と6巻が届く。いや〜、もうすでに連載してないのに書き下ろしで完結に持ち込むのか!!始まってからもう4年。来年出る7巻で完結するらしいけど。しかし、このマンガはトーンを全く使ってなくて、でもすごく描き込んでるから作家はホントに大変だと思う・・・ストーリーも確かに盛り上がってきてるけど、あと1巻で収拾がつくのかよ?って、くらいの風呂敷の広げ方。わたしが心配しても仕方ないけどさ。マンガ版の『ナウシカ』並に気を揉んでしまいます。

土曜日

久々に本棚の整理をしたら泥沼。最近はかなり厳選して買っているのでなかなか切る本がない。
夕方、友だちのダンスを観に大塚のout-loungeへ。ビルの5階にあるギャラリーっぽいスペースなのだがビルの老朽化のため来月には取り壊されてしまうそう。だからかもしれないけど、ぢつに雰囲気のあるおもしろい場所。
そこで行われたのは構成のある即興ダンス?という感じ。ダンサー各人はいい味出してたし好きなシーンもあったけど、ちょっとな〜、と言いたくなる部分や甘いなと思う部分多々あり。まあ、そう思った部分は大体において日頃自分でもできてないなと感じるところなのよね。即興だからこそ、即興でしかできない、ということをやりたい。
精進精進。
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by kuukazoo | 2006-10-23 00:43 | 日日。

てのひらを。

水曜日

家の中を蚊が飛んでいる。
1匹殺したと思ったらまた飛んでいる。
それを殺したと思ったらまた・・・
結局4匹叩き殺した。
何でこんなに飛んでいるのだ。どこから入ってくるのだ。
大殺生。

 草色の蚊をつぶしたるてのひらに顔埋めて君も透きゆくばかり /平井 弘

昔からむしごろしの血がさわぐといえばこの歌なのですが、思い出せなくて、ひさびさに国文社の現代歌人文庫「平井弘歌集」を引っ張りだしてきました。
歌集を捲るのもほんとに久しぶりだ。付箋がいっぱいついてる。

 もう少しも匂わなくなりわれの夏の一部となりし蝉が掌にある
 手に何もなく不安ゆえ土を掘るてのひらをいつも汚していたく

ぢっと手をみる。
平井弘の歌は草や土の匂いがして、それにつながる稚い日々というか己の無力さを認めたくないけど何をしたらいいかわからん不安とか焦燥のようなものが感じられ、惹かれる。

『ゲド戦記』3巻<さいはての島へ>を読み終わる。
さすがにこの世界に少々食傷してきたので、4巻はちょっとおいといて梨木香歩『家守綺譚』(新潮文庫)を読み始める。
この人の本は初めて読むけど、おもしろい。
庭つき池つき一軒家。繁茂する植物。妖のたぐい多々出没。
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by kuukazoo | 2006-10-20 00:00 | ときどきの本。

日曜から火曜まで。

日曜日は

めづらしく何の用事もなかったので、
鶏ガラスープを煮出して、
塩豚を仕込んで(高山なおみさんの本にあった)、
桃缶でゼリーを作って、
ぬか床を復活させて、
夕ごはんに秋刀魚を焼きました。

食欲の秋!って感じですね。
でも、これだけ食材をいぢっているとそれだけでお腹いっぱいになってしまうみたい。
事実、夕ごはんは結構きつかった。

月曜日は

その昔セッションハウスのLBP(ラッキービンゴプロジェクト)という企画で知り合った博美さんと武智さんのユニット<マグナテク>『ロマンチック新聞』のゲネを観に神楽坂ディプラッツへ(本番をみたかったのだけど、どうしても都合がつかなかったので・・・)。全編ノイズっぽい音楽が絶え間なくかかっていて、動きも抽象的なので、最初は無機質な世界だなあと思って観てたのだけど、その中で踊り手のからだから有機的な感触が立ち上がってくる瞬間がいくつかあって、それがわたしにはスリリングに感じられよかったとです。

夜は三枝はなちゃんの作品のリハ。この日はわたしのソロのリハでした。
はなちゃんからもらったイメージを元に、とにかく叩き台となる動きやらフレーズを作らねばなのです。

火曜日は

仕事の後、はなちゃんの作品のDM用の写真を撮るため、築地某所にダンサー全員初集合。
冬の公演なので冬のスタイルです。
川のほとりでバーレッスン(笑)したり、コンタクトでウォームアップしたり、奇声を発したかと思えば、歌いだしたり。
撮影のあとはみんなでごはんを食べました。築地なので当然のごとく寿司屋へ。
さすが築地だけあってとても美味しかったけど、お寿司ってあまりたくさんは食べられないものですね。って、わたしの場合はビール飲み過ぎのせいかもですが。
集まってみると意外にみんな以前接点があったようですが(同じ先生のレッスンに行ってたとか、出演した舞台を観たとか、共通の知り合いがいたとか)、それにしてもよくもまあこんな○○○なメンバーが揃ったものです。
どんなダンスになるのかまったくわけわかめ。
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by kuukazoo | 2006-10-18 02:51 | dance

だって秋だもの。

連休前、なるべく出費を抑えるつもりで本屋に入らないようにしていたのにアマゾンで4冊も買ってしまった…だめぢゃん。そして待ち合わせの時間つぶしに入ったブックオフでも…禁を破って100円より高い本を買ってしまいました。懺悔。

前にも書いたかもだけど、すり鉢ですったり粉をこねたりするのって憧れです。やりたいとか思いながら実際は暇ないとか言ってやった試しがない。やりたいことやらなきゃいけないことの優先順位からいけば、どの位の位置にあるんだろう。たぶんダンスはかなり上の方にきてると思うのだけど、かといってそれだけのからだではありたくないし、そもそもわたしの場合そんなことは無理というか不可能だし。

ごはんを作ったり洗濯物干したり本を読んだり散歩したりするような日々の細々したこともみな、ダンスとそんなに変わらないことなのかもしれないなぁと最近思ったりする。きっとわたしのまだ知らないことがたくさん隠れているに違いない。
という訳で、本が増える。だって秋だもの。
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by kuukazoo | 2006-10-15 00:15 | からだから。

読書メモ 2006.6〜9月。

☆6月
『太陽の塔』森見登美彦(新潮文庫)
岡本太郎氏の「太陽の塔」はこの本によって「宇宙遺産」に指定されました。ぱちぱち。失恋した自意識過剰京大生の妄想が爆走しまくり。クリスマスイブの京都でなぜか「ええじゃないか」の嵐。いちいち爆笑。第15回日本ファンタジーノベル大賞受賞。

☆7月はダンスを作ってたので1冊も本を読めず。

☆8月
『アンネ・フランクの記憶』小川洋子(角川文庫)
以前図書館で借りて読んだことがあったが、文庫で出てたのを買って再読。アムステルダムからフランクフルト、アウシュヴィッツまでアンネ・フランクゆかりの場所を巡る旅。そこにかつていたひと、もうそこにはいないひとをたずねる旅。

『日々ごはん』<2巻><3巻> 高山なおみ(アノニマスタジオ)
やたらよく寝ているという印象ばかりが残っている。寝ても寝てもいくらでも寝れてしまうというのはすごくよくわかる。

☆9月
『ぶらんこ乗り』いしいしんじ(新潮文庫)
初読。どんなに遠くへ遠くへ行ってしまってもぶらんこはまた戻ってくる。今ここにいないひとのことをそんなふうに思うこともできると、この本を読んで思った。


『グロテスク』上・下  桐野夏生(文春文庫)
出た当初、話題になった頃は読む気しなかったけど、文庫になったので読んでみました(結構こういうきっかけで読むことは多いです。最近は文庫になるのも早いというのもあるけれど)。んー、著者の自己満足を見せつけられただけという感が強かったなー。こういう現実を模したタイプの小説にもうあんまり興味がないだけの話なのかもしれないが。サバイバルと自己破壊。相反するものが内包されている。

『31歳ガン漂流』  奥山貴宏(ポプラ社)
友だちのブログで見て気になってたので読んでみました。ガンになっても著者はライターであり続ける。というより、ガン闘病も日常のうち、というスタンスで書かれている。
読みながら、ガンに罹り一切の化学療法を拒んだまま亡くなった、昔の知人のことを思い出しました。

『光車よ、まわれ!』 天沢退二郎(ブッキング)
日本のファンタジーの名著と言われるものを今頃読んでみました。雨上がりの水たまりに映る空を見ていると確かにまなざしの気配を感じて引き込まれそうになります。雨や川、水路、洪水など水が主要なモチーフになっていて、わたしにとってはなかなかツボでした。ありがちなハッピーエンドとか大団円とかいうのでなく、欠損したまま終わるという終わり方がなんかすごかった。

『ゲド戦記』<影との戦い><こわれた腕環> アーシュラ・K・ル・グイン(岩波書店)
世界のファンタジーの名著と言われるものを今頃読んでみました。さすが王道を行ってます。村上春樹ってこの構造を踏襲しているのでは?と思ってしまった。

『整体入門』野口晴哉(ちくま文庫)
前半はともかく、後半は拾い読み状態。ま、そのうちまた読むでしょう。
風邪は病気ではなく、それによって体の歪みを正そうとしている、という記述に「おお!」と感銘。
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by kuukazoo | 2006-10-10 01:03 | ときどきの本。

地元三昧。

金曜日は雨ざんざん。
土曜日は風びうびう。
日曜日も風びうびう。お日さまはかんかんだったのに、おふとんもほせやしない。でも、家の向かいの小学校の校庭では、幼稚園が運動会。みんなでばんざいをしましょう。ばんざーい。ばんざーい。ばんざーい。

日曜の夜に家族でラーメンを食べに行った帰りに、神社の方からお祭りの音がしたので寄ってみたら、境内で市の無形文化財の三獅子舞をやっていた。獅子舞といっても、よくある感じのやつではなく、独特の、角がにょきっと長い小さめの獅子の面を頭につけ、腰につけた太鼓を叩きながら長時間何度も跳ねたり回ったりとかなりハード。舞っているのはたぶん地元の10代か20代前半の男の子達。へろへろになりながらも最後まで舞い通した。途中から見たのだけど、起こっていることがなんかもうすごくって、目が離せなかった。自分以上の何かを背負って舞っているというのがよくわかるし、笛の奏者や見ている人たちもこの舞の場を支えていた。半分トランス状態という感じか。伝承舞踊ってのはこういうものなんだというのを初めて知った。ここにはもう10年以上住んでいたのに、この舞を初めて見た。境内の銀杏の大樹が風に鳴る中、本当にぞくぞくした。すごかった。

翌月曜日は風もなくおだやかな日。午後、小6女子と家から江戸川まで歩き、そこから重要文化財の戸定邸へ。10年以上住んでいたのに、ここを訪れたのも初めて。広い。そして緑が多い。静か。こんなところがあったのかー、と、また思う。わたしは自分が住んでいる場所について、何にも知らなかったんだな・・・
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by kuukazoo | 2006-10-10 00:53 | 日日。

かなり小心者。

このところ雨がつづいて、金木犀も終わりかと思ってたら、どこかからまた微かに香ってきたりしてちょっとうれしい気分になったり、日々ふれるいろんなものが少しずつひんやりしてきて、もうそういう時期なんだなあと思ったり、汗まみれで踊った夏の自分とは少しずれている今の自分の立ち位置からどちらへ踏み出したものかと迷ったり、

と、まあ、そんな感じです。

10月1日、ダンスシードも無事終了。自分が踊るより緊張する音響オペも、大きな失敗しでかすことなくやり終えることができました。よかった〜。もう掌どころか指先まで汗。服の下で汗がたら〜っと流れていくのがわかって、終わった時はなぜかズボンの脚の付け根の辺りに汗が滲んで、まるでおもらしした人みたいになってしまった。これでもかなり小心者なので、手だって震えるし心臓もばくばくだし、でも、舞台上のダンサーの体に集中していくと不思議と落ち着いてくる。本来踊りを支える側のはずなのに、逆に支えられている?ような感じ。いやあこんな情けないヤツがオペなんぞやってて申し訳ないです。みなさんのおかげです。ありがとうございました。

余談ですが、オペ席で神経の先まで意識を行き渡らせていると、出していないはずの音が聴こえたり、曲が全然違って聴こえたりして、「もしかして間違えた?!」と1人パニックに陥ってしまう瞬間が何度かあります…。
やばい。
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by kuukazoo | 2006-10-04 18:08 | dance

神無月。

金曜の夜、アニマックスで『伝説巨神イデオン』が放映されてたので観てました。富野監督が『ガンダム』の次に作ったアニメ作品です(って言わなくても分かる人はごくごく限られていると思うので一応)。ぢつは中学生の頃ハマっていたのですよこれに。当然ながら今と違ってCGのシの字もありません。全編にただよう手づくり感。時代を感じますね〜。もうCGばりばりの今どきアニメに慣れてしまった目には、戦闘シーンさえも何だか牧歌的に見えてしまいます。だけどストーリーがヘヴィで、マニア以外には受けなかったからTVは打ち切りになっちゃって映画版で完結編作ったとかってあたり、その後の『エヴァンゲリオン』とかの先駆けっぽいような気もします。まあ、パチンコにはならないでしょうけれども。

神無月です。
今日はダンスシード最終日。音響オペやります。いい締めができるといいな。がんばります。
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by kuukazoo | 2006-10-01 08:36 | みたもの。

猫よけのペットボトルの輪郭でたたずむ水に映るいちにち あるいは岩崎一恵のダンスって何?な今日この頃。写真:松本和幸
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