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日日のきれはし。

ビデオとか。

連休ということでついいろいろ借りて観ておりました。

「スウィングガールズ」監督・矢口史靖/2004
学校の部活でチューバを吹いている小6女子の希望で借りました。すでに一度TVで観ているはずなのにまた観るのね。でも、身近に楽器がある彼女にとって、映画の中で楽しそうにジャズをやっているおねーさんたちの姿は、共感と憧れを覚えるものなのかも。母のわたしは全くそういう素養がないので、ただただ、音楽はいいなあ、楽器ができるのっていいなあ、と思いながら観てました。単純。

「スーパーサイズ・ミー」監督・モーガン・スパーロック/2005
1日3食1ヶ月マクドナルドだけ食べ続けるという監督自身による人体実験ドキュメント&アメリカの食事情に関するリサーチ報告。すでに実験の最初のあたりで観ているわたしも「うぷっ」となりました。彼はスーパーサイズ(超特大サイズ)のセットに初挑戦するのだけど、20分かかっても食べきれない量。胃がもう受けつけず、吐いてしまう。いや、これ見ただけでもう当分マクドナルドは食べられません。自分の子どもにもできる限り食べさせたくない。人体実験よりもさらに驚愕するのがアメリカ人の食生活や肥満の実態ですね。特に学校給食に関してのところ。冷凍食品やレトルト、スナック、お菓子類、・・・って、それは食事かい!?野菜や果物をしっかりメニューに取り入れた給食会社もあると知った時は心底ほっとしました。それを考えると、日本の学校給食はすばらしい。日本に生まれてよかった。日本でも問題になっていることだけど、家庭や学校における食育の欠如がここまで深刻だとは思ってませんでした。ひー。

「茶の味」監督・石井克人/2003 
なんかマンガっぽい、というのが第一印象。学生服の男の子のおでこから電車が空へ走っていって、片思いだった彼女が窓から手を振っているとか、少女を見つめる巨大なもう1人の少女とか。のどかな山里に暮らすちょっと変わった一家のおはなしがたんたんと、思ったら、時々関係あるのかないのか分からないエピソードや「何これ〜!」と叫びたくなるわけわからないシーンがはさまれ、でも、そういうのが後でさりげなくつながっていたり、最後はちょっとゆるんだり。

「ゆきゆきて、神軍」監督・原一男/1987
興味はあったのだが観る機会を逸していた伝説のドキュメンタリー映画。この映画の中心は奥崎謙三というとんでもなく紙一重なおっさん。彼は自らの信念を貫くためなら刑務所入りも全く苦にならないような人。当然警察なんて恐れない。戦争責任を追及する彼の行動の全ては、ニューギニア戦線で死んでいった戦友達の霊を慰めるため。戦病死とされたが実は軍による処刑だった2人の兵士の死の真相をつきとめるため、彼は遺族を伴い元上官達を訪ね回る。この人言葉遣いや物腰は丁寧なのだが、絶対引き下がらない。相手や家族の都合は全くお構いなし。そして執拗。時に暴力までふるう。事が事だけに皆はっきりしたことは語りたがらないのだが、当時日本兵たちが行っていた人肉食の事実が少しずつ明らかになってくる…。
って、思いっきりネタばらししていますが、ネタばらししても全然問題なし。観ないとわかんないすごさがあると思います。
この人は、戦争という体験を経て、こうならざるを得なかったんだろうなあ。戦争で殺された人の前で生者は言い訳することも許されない。

「陽炎座」監督・鈴木清順/1981
その昔「ツィゴイネルワイゼン」を観て衝撃を受けたので、この映画も観てみました。観ているうちにどんどんストーリーがわけわからん状態。ただただ非現実的な映像に圧倒されている。でもそれがいいのだと思います。



by kuukazoo | 2006-05-12 00:16 | みたもの。

猫よけのペットボトルの輪郭でたたずむ水に映るいちにち 写真:松本和幸
by kuukazoo
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